おもひの「も」は『无』の変体仮名 月刊競書雑誌『不二』かな10〜6級=月例課題

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 今月のかな課題は3文字の連綿の学習です。

「おもひ」もについて解説します。

このお手本課題は「紀 貫之」(き の つらゆき)の高野切第三種の中から抜粋されたものです。
かな表現の美しい基本形を学ぶには、最高のテキストです。何度も手本を見なくても書けるぐらい練習をして下さい。

高野切は、1049年頃に書かれたと言われ、現存する最古の古今集の写本です。

「高野切」には「伝 紀貫之筆」と書いてありますが、905年に編纂された古今集の選者の1人である紀貫之が、1049年頃に高野切を書くというのは、生存年数からして不自然です。古筆に「伝紀 貫之筆」と書いてあるのは、後の人(江戸時代の古筆家等)がいろいろな理由で筆者とした、いわば伝承筆者であって、本当の筆者ではないと最近の研究で言われています。 (中本 白洲)


 
『おもひ』は『』の草書体ですが、表現が非常に簡略化され、
ていますので、どの様に変遷して『』がここまで表現されているか、下記を
参考にして、正しく理解しながら学習をすすめて下さい。

  
 


    ブ ム  
 ない   
        自家集切 
       高野切第一種 
   紀 貫之(き の つらゆき)
       高野切第二種
   紀 貫之(き の つらゆき)
         高野切第三種 
   紀 貫之(き の つらゆき)