5月号月刊競書雑誌『不二』の課題  
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 漢字半紙課題(10級〜6級)
   
線の筆法を学ぶ
線には起筆、送筆、収筆の表現を学ぶ


  漢字半紙課題(初段〜5段) 
 

 
草書 犀水千字文の臨書



 

千字文は、四言ずつ250句の韻文をつくりながら総計千字を重複せずに駆使され,
南朝・梁(502 - 549年)の武帝が、文章家として有名な文官の周興嗣(470 - 521年)に文章を作らせたものである。周興嗣は,皇帝の命を受けて一夜で千字文を考え,皇帝に進上したときには白髪になっていたという伝説がある。

智永千字文、欧陽詢行書千字文、孫過庭草書千字文、懐素草書千字文などたくさん出版されているが

私は学生時代中野の石橋犀水先生宅の書斎でご指導を頂いているとき、先生は若き頃『千字文』を
繰り返し学習して、全文字を暗唱して黒板に書ける様にしたお話を直接お聞きしたことがあり、

私も先生にあやかり、『犀水草書千字文』を声に出して読み、草書体を憶える目的も兼ね数年間殆ど毎日のように
袋とじが、ぼろぼろに擦り切れてしま程練習したものです。、『千字文』は注釈本を手元に読みながら
学習するのも楽しいものです。そのお陰で私は今日の文字のデフォルメの基礎が養われた。

犀水先生が昭和45年己酉(つちのとり)73歳の時に揮毫し『犀水千字文』は「日本習字普及協会」から初版が発行され、
既に10年前に絶版本となってしまった。
 
 神田の古本屋を先日捜し求めたが入手出来なく、三多軒で発売されている犀水千字文はより若い60歳の還暦を記念に
揮毫したもので先生から言わせると、意にみたないものとなったものであり、習うのであれば絶版本で学習したいものです。

絶版本の千字文は軽井沢・無相庵にこもり三週間で楷書千字文行書千字文草書千字文を書き上げたものです。

三多軒でなぜ犀水先生が意に満たないと言われている千字文を再販している理由は、学会に版権がなく印刷出来ない
ということです。

しかし犀水先生は60代からもどんどん進化され73歳晩年の千字文は私の目にもかなり洗練され、晩年にならても
才能を伸ばされ生涯学習を続けられていた様子が伺われます。

 
   
   高野切第三種
  2字連綿の練習

 

注意
連綿線を短く表現することにより、美しい流れが出来ます。
二文字目を真下に書かないことに気が付いてください。

  曼殊院古今和歌集 
   
 
曼殊院古今和歌集の臨書 [伝藤原行成]
 
『曼殊院本古今集』の伸びやかで懐の広い書風を習いましょう!

  絶版の犀水千字文

石橋犀水先生が73歳の時 軽井沢・無相庵にて揮毫したものです 
   
初版本ですが装丁は大学時代自分で布を着せ題字は当時自分で書いた物です
写真右の草書千字文は着物のはぎれシルクを使用。
このシルクは姉が着物を縫っていたのではぎれをもらい使用した。
下記に一部を紹介します
 
楷書 犀水千字文 
   
 
1970年1月  初版 
 

行書 犀水千字文  
   1970年1月  初版
   

草書 犀水千字文  
  1993年3月第21版
初版が痛み購入しておいたものから撮影した